家づくりお役立ち情報blog
【土地価格】宮城県の土地価格が変貌しつつある?
2026.09.21
宮城県の土地価格に、少し大きな変化が起きています。
2026年7月1日時点の「基準地価」が公表され、
宮城県全体の地価は14年連続で上昇。
ところが住宅地だけを見ると、
0.0%
13年続いた上昇から「横ばい」へ
「じゃあ、これから宮城の土地は安くなる?」
そう考えたくなる結果ですが、実際の中身を見るとそう単純ではありません。
2026年「基準地価」とは?
基準地価とは、各都道府県が毎年7月1日時点の土地価格を調査して公表するものです。
実際に不動産会社で販売されている価格そのものではありませんが、
・下がっているのか
・どの地域に需要が集まっているのか
を見るための重要な指標です。
2026年度の宮城県では、県内35市町村、合計410地点が調査されています。
まずは2026年宮城県の結果を確認
| 項目 | 2026年 | 前年 |
|---|---|---|
| 宮城県・全用途 | +0.9% | +1.8% |
| 宮城県・住宅地 | 0.0% | +0.9% |
| 宮城県・商業地 | +2.9% | +4.0% |
| 宮城県・工業地 | +4.2% | +3.3% |
| 仙台市・住宅地 | +2.5% | +5.1% |
| 仙台市周辺・住宅地 | +3.0% | +4.7% |
| その他市町・住宅地 | ▲1.8% | ▲1.6% |
※「仙台市周辺市町村」は塩竈市、名取市、多賀城市、岩沼市、富谷市、七ヶ浜町、利府町、大和町、大衡村。
出典:宮城県「令和8年度宮城県地価調査」
仙台市やその周辺では今も上昇。一方、その他の市町では下落しており、
→地域による差が大きくなってた。
仙台市5区+人気エリアの
住宅地を比較
ここからが、これから宮城県でマイホームを検討する方に
一番見てほしい部分です。
| エリア | 平均価格 円/㎡ |
坪換算 概算 |
平均変動率 |
|---|---|---|---|
| 仙台市全体 | 149,700円 | 約49.5万円/坪 | +2.5% |
| 青葉区 | 192,900円 | 約63.8万円/坪 | +3.2% |
| 宮城野区 | 143,400円 | 約47.4万円/坪 | +4.5% |
| 若林区 | 179,100円 | 約59.2万円/坪 | +2.1% |
| 太白区 | 127,400円 | 約42.1万円/坪 | +2.4% |
| 泉区 | 105,400円 | 約34.8万円/坪 | +0.6% |
| 名取市 | 92,700円 | 約30.6万円/坪 | +3.8% |
| 多賀城市 | 82,200円 | 約27.2万円/坪 | +5.8% |
| 岩沼市 | 55,900円 | 約18.5万円/坪 | +0.9% |
| 富谷市 | 50,000円 | 約16.5万円/坪 | +1.6% |
| 利府町 | 78,600円 | 約26.0万円/坪 | +5.5% |
| 大和町 | 56,500円 | 約18.7万円/坪 | +4.3% |
※平均価格は各エリアの基準地価格を集計したものであり、実際に販売されている土地の平均売買価格ではありません。
※坪換算は1㎡=約0.3025坪として当店で概算しています。土地購入時は個別物件の価格をご確認ください。
注目①
多賀城・利府・宮城野区はまだ強い
今回のデータで目を引くのが、
+5.8%
+5.5%
+4.5%
+4.3%
などです。
仙台中心部だけではなく、仙台への通勤・通学圏で利便性の高いエリアに、引き続き需要が集まっていることが読み取れます。
注目②
仙台市内でも「全部同じ」ではない
仙台市住宅地は平均+2.5%ですが、
区別で見ると差があります。
特に宮城野区は+4.5%。
対して泉区は+0.6%となっており、仙台市内だから一律に同じ動きをしているわけではありません。
同じ「仙台市」でも、
・地下鉄やJRへのアクセス
・商業施設への距離
・学校、学区
・新しい分譲地の有無
・道路環境
・土地の供給量
・ハザードリスク
などによって、土地の需要は大きく変わります。
住宅地上昇率1位は
仙台市青葉区「中江」
2026年の宮城県住宅地で最も上昇率が高かった地点は、
また、住宅地の最高価格地点は青葉区上杉4丁目で、
でした。
坪単価に単純換算すると約157万円/坪です。
50坪なら基準地価ベースでも約7,870万円となり、仙台中心部で戸建用地を確保するハードルが高いことが分かります。
実は住宅地の半数以上が
「下落」
今回のデータでもう一つ知っておきたい数字があります。
前年から継続して調査された宮城県内の住宅地269地点中、
| 動き | 地点数 | 割合 |
|---|---|---|
| 上昇 | 90地点 | 33.4% |
| 横ばい | 43地点 | 16.0% |
| 下落 | 136地点 | 50.6% |
つまり、県平均では「横ばい」ですが、地点数だけ見ると半数以上の住宅地が下落しています。
ところが仙台市では63地点中52地点、つまり82.5%が上昇しています。
「宮城県の土地価格の二極化」です。
宮城県平均だけを見るのではなく、「どの市町村・どの駅・どの学区なのか」まで見ることが、これからますます重要になります。
「住宅地が横ばい」なら、
土地は待てば安くなる?
ここが、家づくりを考えている方から一番聞かれそうなところです。
とは限りません。
なぜなら、土地価格は宮城県全体で一律に動くものではないからです。
駅近、学校、商業施設、利便性の高いエリアなど、買いたい人が多い地域では土地価格が維持・上昇することがあります。
反対に人口減少や土地の供給量が多い地域では、価格が下落する可能性もあります。
そして今、一番大きな問題は「土地価格」だけではない
最近の家づくりで特に注意したいのが、
の総額です。
土地だけを見れば「予算内」でも、その土地に希望する住宅会社で家を建てると予算オーバーになるケースがあります。
例えば総予算5,000万円の場合
土地:2,000万円
建物:2,700万円
外構:150万円
土地諸費用:100万円
住宅ローン・登記など:50万円
総額 5,000万円
土地に+300万円使えば、その300万円はどこかから削らなければなりません。
その結果、
「建物を小さくする」
「断熱性能を下げる」
「オプションを削る」
「外構を最低限にする」
といったことが起きます。
2026年の
土地探しで大切な順番
住宅ローンの借入可能額ではなく、無理なく返せる予算を確認します。
2,500万円で建つ会社なのか、3,500万円必要なのかで土地予算は変わります。
土地価格だけでなく造成・水道・解体などの費用も確認します。
仙台市だけに絞らず、名取・利府・多賀城・富谷・大和なども比較します。
・土地価格
・造成費
・上下水道の引込状況
・地盤改良の可能性
・擁壁
・高低差
・接道
・ハザードマップ
・学区
・駅までの距離
・建築条件
・希望する建物が入るか
土地を先に買う前に
「家がいくらで建つか」を
確認してください
私たちが土地探しのお客様に特にお伝えしているのが、
「建物まで含めた総額」を確認すること。
です。
土地を先に契約してしまうと、その後の住宅会社選びで使える予算が限られてしまいます。
逆に、
「諸費用は約300万円」
「だから土地は1,700万円まで」
と分かっていれば、土地探しはかなりスムーズになります。
2026年の宮城県は
「どこを買うか」が
さらに重要
今回の基準地価を見ると、宮城県の土地市場は明らかに変わりつつあります。
これまでのように、
という状況ではなく、
そうでない場所は下がる。」
という傾向が、より分かりやすくなっています。
だからこそこれからの土地選びでは、
価格だけを見るのではなく、
✓ 将来も需要がありそうか
✓ 家族にとって生活しやすいか
✓ 建物まで含めて予算内なのか
✓ 土地にお金を掛けるべきか、建物に掛けるべきか
まで考えることが重要です。
注文住宅の相談窓口なら
「土地+建物」を
一緒に比較できます
注文住宅の相談窓口 仙台泉店では、住宅会社を紹介するだけではありません。
無理なく返済できる家づくりの総予算を整理します。
希望エリア・学区・土地価格から候補を整理します。
各社の価格・性能・設計・デザインなどを比較します。
土地+建物+諸費用まで含めて確認します。
「この土地が気になっているけれど、本当に買って大丈夫?」
そんな段階でも大丈夫です。
よくある質問
まとめ|
宮城県の土地は
「二極化」を見る時代へ
2026年7月1日時点の宮城県基準地価では、全用途平均は+0.9%で14年連続の上昇となりました。
一方、住宅地は0.0%となり、13年続いていた上昇から横ばいへ転じています。
ただし、
仙台市周辺住宅地 +3.0%
その他市町 ▲1.8%
というように、エリアごとの差はかなり大きくなっています。
2026年以降の宮城県での家づくりは、
ではなく
「土地+建物が自分に合っているか?」
という視点で考えてみてください。
土地選びから住宅会社選びまで迷っている方は、土地を購入する前の段階で一度ご相談ください。
